自分の商品を再生させる2つの質問
とある42歳女性の事例をご紹介します。彼女は起業するにあたり、ある悩みを持っていました。
それは
「新しく作った自分のサービスが停滞している」
という悩みでした。一体なぜそういう状況に陥ってしまったのでしょうか?
彼女はサービスそのものにとらわれすぎていて、どうやって伝えたらいいか? 価格設定がこれでいいのか? そもそも本当にこのサービスメニューで良いのか? 彼女自身に迷いが生じ初め、自分のサービスに自信が持てなくなっていました。
「自信が持てない」「うまく人に伝わらない」「販売がうまくいかない」
そんな悩みがあるなら、あなたがつくったサービスが長期に渡り売れ続けるお客様に感謝し続けられる本物のサービスかどうか 今一度問いかける必要があります。
それは具体的には、以下のような問いです。
①WHY→あなたはなぜその商品を販売するのか?
②IF→もしそれを購入することでお客さまやわたしの周りや社会はどうなるのか?
①はあなたがそれをやりたい・やらなくてはいけないという理由です。「目的」ともいえます。それに対して、②は何かと言うと、①をすることで現実として起こる変化です。お客様や自分の身の回りにどんな幸せや価値をもたらすのかを想像を膨らましてみます。
なぜこの問いかけが大切かというと、本物の商品をつくる上で大切なことは「自分の人生ビジョンの延長上に商品を描く」ということだからです。
つまり、商品とビジョンに一貫性を持たせるのです。
イメージが湧きますでしょうか?
なぜそれが必要かというと人は「誰から買うか」ということを重要視しているからです。
商品の単価が上がれば上がるほどその優位性は高くなります。この人からモノを買うべきかどうか、信頼できる人かどうかを人は無意識に判断しています。
私たちが初対面の人と会う時、相手に共感や信頼が生まれれば、この人を信じたいし、もっと知りたいという気持ちになります。ですからまずは商品より前に、あなた自身を知ってもらい共感してもらうことが大切です。
共感や信頼がもたらされるポイントは、あなたが商品を提供する「理由」にあります。理由はどこから来るのかといえば、過去の自分の原体験や経験です。そしてその経験をもとに行動するビジョンを示すことで、商品を提供する一貫性が生まれ、納得と信頼が生まれるのです。
一貫性とはつまりストーリーです。あなたのストーリーが商品やサービスの価値を高めるのです。商品の価値とともにあなたの価値を明確にし、伝えることが大切です。
そうはいっても自分では出来ないという方もいらっしゃるかと思います。一度にやるのではなく少しずつ整理していことで明確になっていきます。
①WHY(あなたはなぜその商品を販売するのか?)と②IF(もしそれを購入することでお客さまやわたしの周りや社会はどうなるのか?)をまずは、書き出してみてはいかがでしょう?書き出してみるだけでも実に多くの気付きを得られるはずです。
さて、
彼女は結論から言うとその2つの問いから始まり、数時間深く掘り下げ整理することで、本当に自分が提供するべき本物のサービスを見直すことができました。それは、自分の能力経験・お客さまの感謝・叶えたい未来、全てが最大化するサービスです。今あるサービスを進化させる為の具体的な取り組みが驚くほど進んでいます。
全てのバラバラだったピースが1つになれたのは、彼女が考えるにふさわしいその環境を作ってじっくりと掘り下げ整理する環境を作る事ができたからです。
1人でもやってもいいし、または誰かとやってもいい。
立ち止まってそれらを整理することは、今まで停滞していた時間に比べるとはるか数十倍のパフォーマンスに相当する有意義な時間だったことは間違いありません。
あなたのサービスがもし停滞しているなら、この2つの問いを立て一度整理してみてはいかがでしょうか?