あなたのビジョンを見直すべき時
ビジョン実現に重要な事は、ビジョンを常に見直すことです。自分のビジョンを常に新鮮に保ち、純度を保つことがとても大切です。
それは花瓶の水を入れ替えするのと同じです。ビジョンを常に活き活きしたものに保てば保つほど成長スピードが上がります。
ビジョンは常に見直すのが理想ですが、なかなかそうはいかないかもしれません。でもその中でも特に見直すべきタイミングというものがあります。
それはどんな時でしょうか?
それは、人生において、経営の場において下記のようなタイミングです。
①日々忙しすぎて、目の前の事しかできていない時
②過去に描いたビジョンに違和感を感じた時
③社内や外部環境に大きな変化があった時
④もっと飛躍したい成長したいと感じ始めた時
⑤以前よりも情熱が薄れてきた時
⑥ビジョンを明確にしてから1年以上が経過している時
⑦その他、なんとなくモヤモヤし始めた時
もし、少しでもそれらの要素があったら見直すことをお勧めします。
では具体的にはどのように見直すのでしょうか
できれば1日、最低でも3時間。集中できる時間と環境を確保してください。そしてビジョンマップ、もしくはあなたがビジョンを書き出した紙やデータを用意してください。
ビジョンマップには、“ミッション”、“人生のゴール(理念)”、“理想の未来”、“価値観”、“目標”などが刻まれています。それらには変わらない要素と変わっていく要素があります。
ビジョンマップの要素や項目を丁寧にひとつひとつ見直していきます。そうすると、以前とは違う様々な事に気づくはずです。
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あなたのミッションは何ですか?
それはなぜですか?
今あなたは、そのミッションを果たしていますか?
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あなたの人生のゴールや理念は何ですか?
それはなぜですか?
それらを追求していくと、どうなりますか?
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あなたの理想の未来は何ですか?
それはなぜですか?
今の取組は理想の未来につながっていますか?
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こんな要領でビジョンマップのひとつひとつに問いかけていきます。気づいたことをつぶさに捉えることで新たな気づきがあるでしょう。
時の流れとともに、自分自身も刻々と変化しています。気づきの中には様々な不安や迷い、違和感も出てくるかもしれません。けれどもそこで手を止めるて考えるのではなく他の問いかけに移りながら全体を見ていきましょう。
まずは全体を見返し、書き出してみることが大切です。それだけでもあなたにとって充分価値のある気づきを得る事でしょう。
次に、さきほど書き出した項目を一つ一つ深くみていきます。深くみるとはその原因を掴んでいくことです。原因を掴むことで行動を見直す作業が進み、実践レベルになればさらに自分が進むべき道に進んでいくことができます。ひとつひとつ、頭の中にある疑問やモヤモヤの要素を分け、スッキリさせていきましょう。
次回 “ミッション”、“人生のゴール(理念)”、“理想の未来”、“価値観”、“ロードマップ” の項目についてより具体的にどのように見直していけばいいかをお話していきます。